色の効果を楽しみながら暑い夏を乗り切ろう
酷暑が続く夏を乗り切るために、今回は、日本の伝統色から「根菖蒲(ねしょうぶ」と「薔薇(そうび)」という色の組合せをご紹介します。
「根菖蒲(ねしょうぶ)」…白×濃紅の組合せです。白は清々しい印象を与えてくれる色です。濃紅は、情熱や興奮といった熱いイメージにより、命のエネルギーや気品を感じさせる色です。
夏のアレンジとして白のレースカーテンを手前にかけて、濃紅のカーテンを後にかけ差し色のように少しだけ覗かせれば、上品さと潔さの香る、大人の清涼感を演出できます。
また「薔薇(そうび)」…紅×紫の組合せです。ばらと同じ字を書くこの組合せは、和柄の色合いとしてよく見かけます。いずれも赤の要素が含まれる熱量を感じる色です。
紫や赤には感性を豊かにしてくれる効果もあるそうです。
涼しさを演出するのに銀色や透明なアイテムをワンポイントに配置することで、光を感じる軽やかさと優美さをプラスできます。
青や白ばかりが涼の色ではありません。色合いや組合せ次第で、バリエーションは豊かになります。色の持つ心理的効果も享受できます。暑さにくじけそうな時には、打ち克つ強さと余裕をくれる、夏の伝統色を楽しみましょう。